形状による分類
クローズドラム | もっとも一般的なドラム缶の形状です。 ドラム缶の天板と地板が胴板で巻き締められ、天板には大小の口金があります。 化学製品や石油、潤滑油、樹脂、油脂等、内容物が液体の場合に使用されます。 |
オープンドラム | 内容物が粘度の高い液体や粉体等を充填する場合に使用されます。 天板部が取り外せるため、内容物を容易に取り出せますが、クローズドラム缶に比べて気密性がありません。 |
ケミカルドラム | 鋼製ドラム缶の中に、プラスティック製等のライナーを装備した複合容器です。 名前の通り化学製品を充填する際に使用されます。 |
ストレートドラム | 一般的なドラム缶の特徴である、胴板部の2本の輪帯(ビード)がありません。 粘度の高い、内容物を圧力で取り出すような場合に使用されます。 |
材質による分類
鉄製 | ドラム缶に使用されている最も一般的な材質です。 錆からドラム缶を守るため、外部にはメラミン樹脂やフタル酸樹脂の塗装がされ、内部も防錆処理が施されています。 内容物の性質によりエポキシ樹脂塗料等が塗装されているもの(内装缶)もあります。 |
ステンレス製 | 内容物が鉄に反応したり、錆を嫌う物の場合に使用されます。 高価ですが半永久的に再生使用できます。 |
プラスチック製 | 内容物が鉄に反応したり、錆を嫌う物の場合に使用されます。 主に化学製品を充填する際に利用されます。 |